子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・校長室だより

生長

 武者小路実篤という人がいます。伝わりやすい言葉で、たくさんの詩を作りました。その作品の中に、「生長」という題名の、こんな詩があります。

 どうしてもとどかなかった枝に
 ふと手をあげて見たら
 楽にとどくようになった

 たったこれだけの詩です。(中略)  木の上の方にあるひとつの枝のことが、前から気になって仕方なかったのでしょう。しかし、それは、とても高いところにある枝です。「どうせ自分にはとどきはしない」と、早々とあきらめてしまっていたところだったのでしょう。でも、やってみるものですね。もう一度、ジャンプしてみたのです。

 そうしたら、今度は楽に手がとどいたのです。
 「どうせ無理だから」と思って、最初から何もしなかったら、どうだったでしょうか。せっかくとどく距離になっていたのに、そのことさえも、わからないままになってしまっていたことでしょう。もったいない話ではありませんか。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/学事出版より)


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