子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・校長室だより

少しは生きる苦労があったほうがいい。あまり平坦な一本道は歩かないほうがいい。
王様たちが万事思いのままだとすれば気の毒なことだ。

佐藤 愛子(作家)

“自分と出会う”という新聞のシリーズコーナーで、自身が困苦の経験の積み重なりを生きてきたことに関して、紹介したフランスの思想家アランの言葉です。

 娘時代は、小説家だから万巻の書を読む青春時代だったと思う人がいるかもしれませんが、全然違い何もせずに流れに身を委ねた生活でした。
 いろいろな苦労を経験し、ぐうたらしていられない働き者へと変化し、人間や現実を見る目が痛烈になりました。とことん貧苦を味わい人の表裏を見聞すると怖いものがなくなります。豊かな者はそれを失うまいとしますが、一旦失うことを知った者はそれに慣れます。自分にはないと思っていたエネルギーが湧き出し、生き抜くパワーになりました。受け身の生き方の自分から、苦しい経験から導かれて、生き方を変えていきました。

 それで標記の言葉を心から肯定することができるようになりました。そして、人生に与えられたさまざまな困苦、それを今は幸福なことと思っているそうです。

(『心を育てる言葉の贈り物』岩田壽夫著/学事出版より)


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