子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学年だより

ICT時代こそ「書く」ことを大切に

 いま、全国の学校でICT(情報通信技術)機器の配備が進められています。電子黒板やデジタル教材、タブレット端末などは確かに便利ですが、一方で「文字を書く」という行為が教室から減っていくことが懸念されます。ICTのモデル授業などでは、電子黒板にパソコン映像を投影するだけでチョークを使わない先生や、タブレットに電子ペンで入力するもののノートに一切文字を書かない生徒を見かけます。

 先日、漢字の筆順を示すアニメーション画面に合わせて子どもたちが空(くう)で手を動かしている光景をテレビで見ました。チョークの音も響かず、空を切るだけの光景は文字通りバーチャルな世界です。「手で文字を書くこと」は、「頭脳を働かすこと」に通じると言われます。手ごたえのない方法で文字が身につくかどうか、いささか疑問を感じる光景でした。

 新たなデジタル機器を活用する一方で「手書き」というアナログ的な行為を重視することも必要です。

(『先生のためのことばセミナー』加藤昌男著/学事出版より)


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