子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・校長室だより

うるさいなあ

 テレビを見ていたら、お母さんが後ろから声をかけてきた。
「あんたいつまでテレビ見てるの!! いいかげんにして勉強しなさい」
 こんな時、きみはどういう気持ちになるだろうか。
「うるさいなあ。人がテレビ見ていると、すぐあれなんだから。わかってるよう。そんなにいつも繰り返しいわなくったって。いいかげん放っといてよォ」(中略)

 先生と生徒の間でもそういうことがある。(中略)友だちからの注意もそうだ。いずれにしても、注意されてうれしい人はいないけれど、感謝すべき注意だってあるということを忘れてはいけない。(中略)
「いってもらえなくなったら、もうおしまいだよ」といわれることがあるが、たしかにそうかもしれない。(中略)

 注意してあげたほうがその人のためだと思っても「まあいいや。しぶきをかぶるのはあの人自身だし」と引っこめてしまうことがある。考えようによってはこれは大きなマイナスだ。その注意点を改善していけばうんとよくなり、その人の世界だって開けて変わってくるかもしれないのに、そのチャンスを失ってしまうことになる。
 そう考えると、「うるさいなあ」と思う他人の一言は、きみを変え、新しく伸ばしていくキーポイントだともいえるだろう。

(『希望と勇気をもって生きぬく40のいい話』山田暁生著/学事出版より)


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