子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

代わってあげられないこと

 テレビを見ていたら、突然の腹痛。  しかもそういうときに限って番組は非常に面白い。トイレには行きたいし、テレビの前を離れることもできない。そんなときの母親との会話。
「う〜、困った」
「テレビを見てるよりも、あんたの顔を見ているほうが面白いわ」
「なんとかしてくれえ」

 さて、母親になんて言い返されたでしょうか。
「修、親はどんなに子どものことを思っていても、トイレと歯医者と勉強は代わってあげられないんだよ」

 確かにその通りである。子どもが虫歯になって、親が治療しても意味がない。子どもの成績が悪くて、親が勉強しても、これまた意味がないのである。
 映画『男はつらいよ』で、フーテンの寅さんが自分と他人の違いを説明するときに、
「早え話が、俺がイモ食ってお前の尻からぷっと屁(へ)が出るか?」
 という台詞があるが、私にとっては母親のこの台詞のほうがわかりやすかった。

(『こんな時どう言い返す ユーモアあふれる担任の言葉』池田修著/学事出版より)


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