子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

不出来な絵

石垣りん(詩人)

 石垣りんさんの詩に「不出来な絵」という作品があります。その始まりはこうなっています。
   この絵を貴方にさしあげます
   下手ですが
   心をこめて描きました

 こういう書き出しで、そのあとも詩がつづいていくのですが、
   心をこめて描きました
 というところに、言葉の強さと人柄の温かさを、とても強く感じるのです。学校は、みなさんの活動を認め、励まし、応援する場です。そういう目で、担任をはじめとする多くの先生が、みなさんの活動を支えていると思ってください。そういう意味から、みなさんの成長を「心をこめて」応援し、見守っています。

 ところで、今月はクリスマスがありますね。みなさんも楽しみに待っていることでしょう。それは、何かプレゼントをもらう機会だということも大きいのではないでしょうか。みなさんがもらうプレゼントは、一体何でしょうか。どんなプレゼントでも、誰かから何かをいただくということは、とてもうれしいものですね。

 それは、なぜでしょうか。先生は、こう思うのです。プレゼントには、それを贈った相手の気持ちがたっぷりとこめられているからではないでしょうか。その気持ちが、きっと、それをもらう人にも伝わっていくからだと思います。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/学事出版より)


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