子どもに届けたい今日のひとこと

「むずかしいのは続けること」「やってみたこと、ためしたことが財産」など、
担任として、校長として子どもたちとのふれあいのなかで
学校生活から拾いあげたちょっといい話。
通信のネタ探しのヒントにもなります。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

寿司は寿司を呼ぶ

 昨日の夕ご飯なんだった? 先生はね、なんとお寿司なんだなあ。僕も君たちと同じようにお寿司が好きだ。でも安月給ではそんなに食べられない。なんつうか、食べるときは、「お寿司でも食べて元気を出すかあ」ってなことが多いんだなあ。ほら、美味しいもの食べると元気出るでしょ。だから奮発して食べるんだ。

 ところが、これが不思議なんだけど1回奮発して食べると、お寿司はなぜか続けて食べることが多いんだ。2、3回は続けて食べることになる。「笑う門には福来たる」ってことわざがあるじゃない。それに似たことを感じているんだな。

 このことわざの意味は、幸せが来たから笑っているんじゃない。いつも笑顔でいる人のところに幸せがやってくるってことなんだな。落ち込んでいるときに、ちょっと奮発してお寿司を食べる。すると、それがきっかけになって、次の寿司を呼ぶんだなあ。

 落ち込むにはそれなりの理由があるんだから、それを味わうのも人生だけど、「復活の呪文」を覚えておくことも大事だね。ちょっと強気になって一歩を踏み出す。すると次の展開が開けることがわりとよくあるんだ。
 君にとっての「お寿司」はなにかねえ?

(『こんな時どう言い返す ユーモアあふれる担任の言葉』池田修著/学事出版より)


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