偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

人生には無価値なものは何ひとつない。

遠藤周作さん(作家)『人生には何ひとつ無駄なものはない』

 文化勲章を受賞した遠藤周作氏は「人生という不思議な過程の中には、無価値なものは何ひとつない」と述べています。最愛の息子を亡くしたある主婦は、その言葉を支えにこれからの人生を生きていこうと思った、と読売新聞(平成7年11月2日)の人生欄に投書しています。20歳の若さで骨肉腫で他界したその息子さんは、恩師に宛てた手紙の中でこう書き残しています。

 

「病気との出遭いで人間としての成長に意識を向け、優れた書籍に目を通すことが出来た。お陰でこの先恐れるものは何もない。この世に余分なものは何もないと感じます」

 限られた時間の中で、自分を人間として成長させる努力をしたことに納得して死を迎えています。受験の失敗も経験のひとつで価値あるものです。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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