偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

人はみな、都合の悪いことが起こると、偶然のせいにする。
そうではない。偶然などというものは、人生にいくつもない。
人生に起こることの、ほとんどすべては必然である。

浅田次郎さん(作家)『シェエラザード』

 「シェエラザード」とは『千夜一夜物語』で夜ごとにおもしろい話を王様に聞かせた王妃の名前である。この小説は、第二次大戦中に沈没した弥勒丸(みろくまる)(実話では阿波丸)にまつわる過去と現在の秘話をつづった長編大作である。長い夏休みにこんな小説を読んでみたらどうだろう。(中略)

 人と人との出会いは偶然によるところが多い。しかし、よく考えてみるとまったく違った世界に住む人との出会いは万に一つもない。たいがいはなんらかの因縁があって出会っている。

 小説の中で著者は、人と人との出会いは「偶然には違いないが実は必然的な出会いなのでしょう。ひとつの目的のために努力している者は、必ずどこかで出会います」と書いている。まったくそのとおりだと思う。人との出会いばかりでなく、仕事や事件との出会いも、後で気がつくと偶然ではなく、必然であったと思うことがある。仕事や事件も人とのかかわりから生じてくるものであるから、同じ方向に歩いていれば、いつかは出会うのは当然だろう。

 この夏、どんな出会いがあるだろうか。家にこもっていないで、できるだけ多くの人との出会いを楽しんでほしい。その人と、人生の後半で再会することを夢みたいものである。

(『生徒に贈る言葉の花束』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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