偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

人間の能力なんか五十歩百歩だと思っています。
努力すれば何とかなる。

しりあがり 寿さん(漫画家)

 会社員を続けながら、プロとしてギャグ漫画を描き続け、特異な笑いの宇宙を構築した漫画家が、“挑戦——楽しく生きるキーワード”というコーナーの中で語った言葉です。
 ビール会社に入社してから、二足のわらじで13年間楽しく頑張ってきました。管理者の立場になりそうになったことや漫画で食べられるメドがついたことで退社しました。組織の中にいることはそれなりに楽しいことでした。

 やりたい仕事に就けたことは幸運です。好きなことが特にない人は、目の前に与えられたことをやり遂げる、そして楽しむのがよいでしょう。これも立派な生き方です。好きなことが見つかった人は、頑張ればいい。そして標記の言葉です。
 駄目だ、能力がない、つまらないと、最初から拒否したり、逃避したりする者が見られます。それらの者を励ますような話に使えるでしょう。

(『心を育てる言葉の贈り物』岩田壽夫著/ 学事出版より)


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