偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

あなたの宝のある場所には、あなたの心がある。

パウロ・コエーリョさん(ブラジルの作家『星の巡礼』)

 子どもの机の引き出しを開けてみると、ガラクタが大切に隠されています。それを捨てようものなら泣いたり、わめいたりして大変な騒ぎになるでしょう。ガラクタは子どもの大切な宝なのです。

 他人にはつまらない物と思えても、本人にはかけがえのない宝であるのは、それが心の支えであり、拠り所となっているからです。そんな宝を持っている人は幸せです。(中略)

 奇跡の剣を求めて「星の道」と呼ばれるサンチャゴ巡礼に出かけたパウロは、さまざまな試練を乗り越えてやっと剣を手にしますが、それは人生の道標を見つけるための旅だったのでした。この小説は、主人公が自分自身の内なる力を発見するまでの物語です。

 社会に出ていく若者がどのような人生を歩むのか、その途上でどのような宝を見出すのか、願わくはその宝が物やお金ではなく、素晴らしい人との出会いであってほしいと思います。(中略)古くから言われている「物や金は一時の宝、人の心は一生の宝」という言葉があります。心から愛せる宝を得たいものです。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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