偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学校だより・学級通信・進路通信

僕は野球が下手だったんだ。でも好きだからあきらめず、
いつかはプロ野球選手という夢をずっと持っていた。
だから皆も夢に向かって努力をすれば、その夢はきっとかなうと思う。

山口哲也さん(プロ野球選手)

育成選手で初の新人王になったジャイアンツの投手が、無数のフラッシュを受ける中で話した言葉です。

横浜商高を卒業後、単身渡米し、ルーキーリーグという、月給10万円に満たない別名「ハンバーガー・リーグ」で、5人1部屋の生活をし、1~2ドルのハンバーガーで空腹をしのぎました。過酷な3年間で、ハングリー精神が身につきました。

帰国後の2005年の冬、第1回「育成ドラフト」で巨人の指名を受けて入団しました。1年目に240万円だった推定年俸は、20倍近い4500万円となりました。
夏の遠征先の旭川で児童養護施設を訪れ、標記の言葉を語りかけました。

自分の夢には続きがあり、「40歳まで現役でいることだ」と付け加えました。

(「言葉のプレゼント」岩田壽夫/『月刊Principal』2009年2月号/学事出版より)


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