偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
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対象学校だより・学級通信・学年通信

自分も試合に負けるとつらいし、悩む。
でも、挫折を乗り越えた先に、初めて心に自信が宿るんです。

(「朝日新聞」2017.1.3)錦織 圭さん(テニスプレーヤー)

 人はだれでも、負けず嫌いなところがある。スポーツ選手はなおのことだろうが、さらにその中でも「プロテニス選手って、超負けず嫌いの人たちの集まりだ」と、錦織選手は言う。その彼が、リオ五輪の準決勝で、前回の優勝者アンディ・マリーに1−6、4−6で敗れた。(中略)

 長い五輪の歴史の中で日本が初めてメダルを手にした種目がテニス。第7回大会(1920年アントワープ)で熊谷一弥がシングルとダブルスで銀メダルを獲った。それから96年間、日本のテニスはメダルから遠ざかっている。

 そんな中での錦織選手の準決勝進出。日本中が期待に胸を膨らませて、沸きに沸いた。彼のプレッシャーは並大抵のものではなかったにちがいない。相手は世界ランキングで自分より上。だが、胸を借りるつもりで…などの気持ちはない。彼は相手を凌ぐつもりで向かっていった。結果はボコボコ。つらいし、悩むし、挫折の極致。

 しかし、彼の偉大さはここから先の切り替えの速さだ。「挑戦する権利があるのは幸せなことだ」と切り替えた。そして言う、「挑戦で大切なことは気持ちで負けないこと、勝てると信じること」だと。この連続が、錦織選手に限りない「自信」を生みだし続けるのだろう。

(『月刊プリンシパル』2017年3月号、講話に活かせる現代の名言60/ 学事出版より)


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