偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

個性というものは、他の人の真似をしていても、
自分一人しか持っていないものをギリギリまで詰めていくと、
そこに生まれているものなのです。

養老 孟司さん(解剖学者)

 朝日新聞社が開いた講演会「いまどきの若いものは…」の中で話した言葉です。(中略)「個性的に生きる」って、どういうことなんだろう。若者たちの疑問に、解剖学の見地から、人間の身体を、人間の脳を数限りなく見てきた経験から、「個性は人間の身体にしかない。そして、人間の身体そのものが、自然である」というメッセージを発して、若者を感嘆させました。

 日本の伝統芸能教育を例にして、師匠の真似を徹底的に10年、20年続けると、どうしても師匠の真似をできないところが出てきます。そこではっきりしてくるのは、それが弟子の個性であり、師匠の個性だということなのです。(中略)
 「だから、人と変わっていようが、同じだろうが、気にすることはないんです」

(『心を育てる言葉の贈り物』岩田壽夫著/ 学事出版より)


「偉人・達人が残したもの」バックナンバー

助成物品のご案内

はがき新聞づくりのすすめ

学級力向上プロジェクト

プリントコミュニケーションひろば

「防災はがき新聞」で防災対応力を高める!

2022年度実践報告書ご提出のお願いとはがき新聞ご利用継続のご確認

プリントメディアの研究情報誌「季刊理想」

理想教育財団について

通信づくりの知恵袋

新聞入門ナビ

2色プリントの研究

無料冊子プレゼント

財団だより

トピックス