偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

愚痴をこぼさずに苦しむのは、学ばねばならぬ一つの課業だ。

ゴッホ(画家)

「ひまわり」の絵で有名なゴッホは、生きることに苦しみ続けた画家です。狂人扱いされ、生活も苦しく、しばしば弟のテオに援助を求める手紙を書きました。

 その中で、表題の言葉に続けて、「おそらく僕たちのなしえる最善の道はちっぽけな悲しみを冷笑し、ある意味で人生の大きな悲しみもまた冷笑することだ。(中略)自分の運命の現実を飲み下すこと、その時、そこに自分がいる」と書いています。

 社会に出て仕事をしていれば嫌なこと、辛いこと、腹の立つこと等たくさんあります。しかし、それを愚痴っても何の解決にもなりません。周囲を不愉快にさせるだけです。愚痴は後ろ向きの生き方であるだけでなく、自分を不幸にするものであると心すべきです。愚痴らずに生きる強さを学びましょう。

(『子どもの心を育てる珠玉の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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