偉人・達人が残したもの

キャリア・デザイン、キャリア・カウンセリングという言葉にふれる機会が多くなりました。夢をもてなくなり、将来的な職業観や仕事に対するイメージが描けない子どもたちが増えているからでしょうか。人生の3分の1の時間を費やす仕事に向き合うことで、偉人・達人といわれる人々は、何を学び、どんなことを教訓として得たのか。子どもたちに職業のプロ、人生のプロがつかんだ生きることのすばらしさをメッセージとして贈るときに参考になります。 

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学校だより

幸せとは、遠いところにある既存のものを奪うことではなく、
自分のなかに育て、その成長を見守るべきもの。

エドワード・M・ハロウェル(精神科医)『心ふるえる瞬間』

 もし、子どもから「幸せはどこにあるの?」と聞かれたら、「遠くにあるの」と答えるよりは「あなたのすぐそばにあるの」「あなたの心のなかにあるの」と答えたい。

 標記の本でエドワード氏は、「心ふるえるような瞬間は、つねに身近に隠れていて見出されるのを待ち望んでいる」と言っている。同感だ。  冷えきった身体を風呂で温めたとき、仕事で疲れきっているときに温かいお茶を飲んだとき、苦労してつくった報告書を見て「ご苦労さん」と声をかけてもらったときなど、「ホッ」とする。こんなちょっとしたことに幸せを感じるのではないだろうか。

 贅沢三昧している人の幸せはハードルが高くなり幸福感はなかなか得られないが、ちょっとしたことにも幸せを感じられる感性豊かな人は「幸福な人」と言えるのではないだろうか。

(『生徒に贈る夢と希望がふくらむ150の言葉』佐藤允彦著/ 学事出版より)


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