担任から子どもたちへのメッセージ

公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

 みなさんは、土に一番身近に接している生き物といえば、何を思い浮かべますか。なかでも、みなさんに身近な生き物では、蟻(あり)がいます。あんなに小さな体で、自分よりも大きなものを一生懸命に運んでいる姿を見たことはありませんか。そんな様子を、詩に表した人がいます。三好達治という詩人です。「土」という詩を紹介しましょう。

 蟻が
 蝶の羽をひいて行く
 ああ
 ヨットのようだ

 とても短い詩ですね。でも、みなさんの頭の中には、情景がパッと浮かんだのではないでしょうか。小さな蟻が、自分の体長の何倍もあるような蝶の羽を運んでいく様子が…。本当にこれはヨットのように見えませんか。

 今度の校外活動では、普段は何気なく歩いている土の上をよく観察してごらんなさい。もしかしたら、蝶を運んでいる姿に出会えるかもしれませんよ。さあ、ヨットのように見えるか、みなさん自身の眼で確かめてくださいね。自然の中には、不思議なことや、思いがけないことがたくさんあります。たくさんの「不思議体験」をみなさんがすることを、願っていますよ。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/学事出版より)


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