担任から子どもたちへのメッセージ

長年、小中学校の教師および学級担任を務めてきた著者らによる「通信や講話で伝える希望のメッセージ」。日々の子どもたちとのふれあいから生まれたメッセージは示唆に富み、ユーモアを交えた温かみのある言葉の数々は子どたちの心に響くことでしょう。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

コミュニケーション上手になろう④

 相手に話しかけるとき、声が小さすぎたり大きすぎたりすると聞くほうも大変です。声の大きさ、話す速さを工夫したり、抑揚をつけたりすることで、言いたいことがさらによく伝わりますよ!

①適切な声の大きさを知る
・声の大きさは自信を表す
 よい声、よく通る声を出すためには、「口を大きく開ける」「顔を上げる(下を向くとよい声が出ません)」「おなかから声を出す」のがポイント。
・場面に合った声の大きさを考える
「授業中、隣の席の友だちにそっと話しかけるとき」「4〜5人のグループで話し合いをするとき」「クラスのみんなの前で発表をするとき」では、それぞれふさわしい声の大きさが違います。場面に合った声の大きさを考えよう。

②ちょうどよい速さで話す
・自信がないときこそ、ゆっくり話そう。緊張すると早口になりがち。そんなときこそ落ち着いてゆっくり。話の合間には息つぎをするイメージで、一呼吸置くとよい。

③抑揚をつけて話す
 話に抑揚(音の高低で話の「調子」の上げ下げを表すこと)をつけると、生き生きとした感じに伝わります。抑揚のない一本調子だと、機械的な印象になります。
 「〇〇さんはピアノがすごく上手だね」「新入生のみなさん、入学おめでとう!」というように、抑揚をつけて気持ちをこめて伝えてみよう。

(『中高生のためのSSTワーク コミュニケーション編』濱野智恵編著/学事出版より)


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