担任から子どもたちへのメッセージ

公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

自分を美しく輝かそう

 スタイルをよくしようと努力する。それも結構。あれを付けたりこれを塗ったりとお化粧し、きれいに見せようと努力することも結構だ。美しく見えることはいいことだ。  でも一番がっかりするのは、見かけのきれいさが返ってアダになるような心の醜さを見せつけられた時だ。(中略)

 格好ばかりよくて、着飾り、汗の結晶である他人のお金をだましては自分の懐に入れてはばからない紳士然とした輩がいつもテレビニュースで頭を下げている。そんな人をとてもじゃないが美しい人とは思えない。見かけ倒しもいいとこだ。美人でやさしそうに見えていたのに、付き合っていると、うそつきで、意地悪で、見栄っ張りで、二度と付き合いたいとは思わない人だったという話を聞くこともある。

 人として本当に美しいってどんなことかをもう少し深く考えてみたい。そこを深掘りすると、自分が、いや、自分だけが持つ本当の美しさを掘り当てられるかもしれない。その掘り当てたものを大事に大事に磨き、輝かせたい。

(『クラス担任が子どもに贈るハッピーメッセージ』山田暁生著/学事出版より)


「担任から子どもたちへのメッセージ」バックナンバー

助成物品のご案内

はがき新聞づくりのすすめ

学級力向上プロジェクト

プリントコミュニケーションひろば

「防災はがき新聞」で防災対応力を高める!

2022年度実践報告書ご提出のお願いとはがき新聞ご利用継続のご確認

プリントメディアの研究情報誌「季刊理想」

理想教育財団について

通信づくりの知恵袋

新聞入門ナビ

2色プリントの研究

無料冊子プレゼント

財団だより

トピックス