
公立中学校教師歴35年、学級担任歴27年の経験をもち、1960年から学級通信を出し続けてきた山田暁生さんによる「通信で伝える希望のメッセージ」。子どもたちが「自分の居場所」を確認でき、「自分への期待感」がわき上がり、「未来への希望」がもてるようなメッセージの数々は、実体験の深みがあり、子どもたちへのプレゼントのような温かみがあります。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。
<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。
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チャンス(2)
チャンスは
座りたがっている人のようだ
どの椅子が一番座り心地がいいか
「自分ならあの椅子が良さそう」
居並ぶ椅子を見比べている
椅子の知らない
すぐ近くから うんと遠くから
じっと眺めて見比べている
チャンスは
行進する行列のようだ
マーチング・バンドのように
色とりどりの音を
大空に向かって奏でながら
聞き入る人の耳を待っている
チャンスは
気まぐれだ
じっと眠っているのかと思ったら
急に起き出し走り出す
むこうに向かって行くかと思うと
急にきびすを返し
こちらに突進して来たりする
(『クラス担任が子どもに贈るハッピーメッセージ』山田暁生著/学事出版より)
「担任から子どもたちへのメッセージ」バックナンバー
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- ○○ごっこ・・・と思えば心も軽く
- 自分なんか大嫌い!と思っている人へ
- 人の目は節穴じゃない
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- つねに活路あり
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- 小さな小さな白い花
- 明るい方へ……………………………………金子みすゞ
- 樹