担任から子どもたちへのメッセージ

長年、小中学校の教師および学級担任を務めてきた著者らによる「通信や講話で伝える希望のメッセージ」。日々の子どもたちとのふれあいから生まれたメッセージは示唆に富み、ユーモアを交えた温かみのある言葉の数々は子どたちの心に響くことでしょう。通信やお知らせの囲み記事、空きスペースを有効活用するために使えます。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・学年だより

うち 知ってんねん

島田陽子(詩人)

 四月になりました。新しい友達との出会いが、始まったばかりです。(中略)新しい仲間には、いろいろな個性の人がいます。そして、いろいろな気持ちを持った人もいるでしょう。そこで、こういう詩を紹介したいと思います。詩人、島田陽子の「うち 知ってんねん」という詩です。

  あの子 かなわんねん
  かくれてて おどかしやるし
  そうじは なまけやるし
  わるさばっかし しやんねん
  そやけど 
  よわい子ォには やさしいねん
  うち 知ってんねん

 人は、見かけだけでは、わかりませんね。こんなタイプの友達が、みなさんの周りにいませんか。こんな場面は、どうでしょうか。

  あの子 かなわんねん
  うちのくつ かくしやるし
  ノートは のぞきやるし
  わるさばっかし しやんねん
  そやけど
  ほかの子ォには せえへんねん
  うち 知ってんねん
  そやねん
  うちのこと かまいたいねん
  うち 知ってんねん

  

(中略) 四月は、チャンスの月、飛躍の月です。新しい出会いを大切にしなから、活躍の場をどんどん広げてください。

(『子どもたちに詩の心を伝える講話』小金澤豊著/学事出版より)


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