子どもをやる気にさせる話

子どもがやる気を出すとき、その意欲の源となるのは夢と希望です。「あんなふうになりたい」「こんなことをやってみたい」という夢みる力と、「ボクにもできる」「ワタシだってやれる」という希望を子どもたちにどう与えるか。
そのヒントがギュッとつまった話をご紹介します。

<ご利用にあたって>
以下の文章を通信に引用される場合は、文末にある出典(書名・著者名・出版社名)を明記して下さい。


対象学級通信・進路だより

江戸時代の人々と数学

 江戸時代の中頃のことですが、神社や仏閣に奉納する絵馬の中に、数学の問題を書いたものが登場しました。これは「算額」と言われるもので、そういう絵馬を奉納する風習が全国に広がりました。(中略)

 「算額」に記されている問題の多くは、図形(幾何)の問題ですが、問題と解答の両方を一緒に書いたものから、むずかしい問題だけが書かれたもの、また、その解答が別の算額として奉納されるというように、どうも数学の腕試しのような感じで、江戸時代の一般庶民の中には、こういう数学を楽しむ風習があったようです。(中略)

 皆さんも数学を勉強しているわけですが、「算額」を奉納した江戸時代の人々のように数学を楽しめていますか。数学は苦手で辛いだけだ、と思っている人もいますね。「算額」や江戸時代の数学について興味がある人は、図書館やインターネットでぜひ調べてみてください。きっと何か新しい発見があると思います。

(『生徒・先生・保護者に想いを伝える三分間講話』学校例話研究会編/学事出版より)


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