読まれる通信づくりのヒント【第7回】分かりやすい「グラフ」をつくるテクニック
分かりやすい「グラフ」をつくるテクニック

「グラフ」はひと目で調査の結果や現象の傾向・分布を伝えることができ、通信でも大いに活用したい視覚表現のひとつです。しかし単に見せるだけでなく、ひと工夫がほしいところ。どうすれば、より分かりやすいグラフになるかを考えてみます。

特に伝えたいデータ部分を強調する
グラフの解説文(本文記事)には当然、強調したい点の解説が入るはずですが、グラフにもアクセントを入れたいものです。「この点に注目してほしい」という部分を、さまざまな加工処理によって強調します。

・吹き出しや矢印で示す。
(例:「この点に注目! 本文注1を参照」と文言を入れて吹き出し、あるいは矢印で指し示す)

・色を変える。
(単色の場合には、その項目だけにアミを入れたり、模様をつける)

実際の数値とともに、目標値や予想(期待値)などを入れてメッセージ性を高める
多項目の比較などをする棒グラフや、時間などの経過推移を見る折れ線グラフなどで、「こうなるだろう」「ここまで行ってほしい」という予想や目標の数値を示します。

平均値を入れて、全体から見たそれぞれの位置をはっきりさせる
グラフのデータの羅列からだけでは分かりづらい子どもたち個々の位置を、平均値を入れることで読み取れるようにします。


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