通信づくりネタ帳【今日は何の日?】 今月のこの日にちなんで

■9月

  • 1日

    防災の日
     1960年6月11日の閣議で、9月1日を「防災の日」とすることが了承された。この日になったのは、関東大震災が発生した日であるとともに、暦上では9月1日頃が「二百十日」に当たり、台風シーズンを迎える時期でもあることから。関東大震災は、1923年9月1日、11時58分に神奈川県相模湾北西沖を震源として発生。地震の大きさを示すマグニチュードは7.9で、神奈川・東京を中心に千葉・茨城・静岡東部までの広い範囲に甚大な被害をもたらした。

  • 1日

    二百十日
     雑節のひとつで、立春から数えて210日目に当たる日をいう。平年なら9月1日、閏年なら8月31日で、数十年以上のスパンで9月2日の年もある。季節の移り変わりの目安である「季節点」のひとつで、台風が到来して天候は荒れやすいとされている。ちなみに、「防災の日」制定のきっかけのひとつとなった伊勢湾台風は1959年9月26日に上陸、紀伊半島から東海地方を中心に被害はほぼ全国に及び、死者・行方不明者・負傷者は4万4000人にのぼった。これを機に、1961年に「災害対策基本法」が制定された。

  • 3日

    ドラえもんの誕生日
     藤子・F・不二雄の人気マンガに登場するネコ型ロボット「ドラえもん」の誕生日は、2112年9月3日とされている。誕生日のほかにも、身長129.3cm、体重129.3kg、ウエスト129.3cmなど、ドラえもんの仕様には「1、2、9、3」という共通の数字が使われている。これは、マンガ連載当時の読者対象であった小学4年生の平均身長が129.3cmだったことに由来するといわれる。

  • 4日

    関西国際空港開港記念日
     1994年のこの日、関西国際空港が開港した。大阪湾内泉州沖約5kmの人工島に造られた世界初の本格的な海上空港で、日本初の24時間運用空港でもある。2つの人工島には3500mを超える2本の滑走路を擁し、敷地面積・滑走路規模は西日本最大。大阪国際空港(伊丹空港)・神戸空港とともに関西三空港のひとつである。

  • 4日

    ポーツマス条約調印の日
     日露戦争で日本とロシアとの間に結ばれた講和条約。1905年9月4日、アメリカ東部の港町ポーツマス近郊の海軍造船所にて調印された。日本海海戦などで優勢を保っていた日本だが、国力から考えるとこれ以上戦争を継続することは限界ととらえ、アメリカに対し中立の斡旋を求めた。国際社会の主役としての地位を固め、中国の門戸開放を望むアメリカ、国内の乱れなどで戦争終結を望むロシア、戦争継続が難しい日本、それぞれの思惑が一致したゆえに成立した講和条約であった。

  • 5日

    マザー・テレサ没
     カトリック教会の修道女で、「神の愛の宣教者会」の創立者。1910年8月26日マケドニア生まれ、1997年9月5日没。病人や孤児を保護・救済する施設をカルカッタ(現コルカタ)に作り、彼らのために献身的に働いた。その活動は後進の修道女たちによって全世界に広められている。1979年、ノーベル平和賞を受賞。授賞式には、普段どおりの白い木綿のサリーと革サンダルという出で立ちで臨み、賞金はすべてカルカッタの貧しい人々のために使われることになった。宗派を問わず、すべての貧しい人々のために生涯を捧げた彼女の葬儀は、インド政府によって国葬として盛大に執り行われた。

  • 8日

    サンフランシスコ平和条約調印記念日
     1951年9月、第2次世界大戦を終結させるためサンフランシスコで対日講和会議が開かれ、その最終日であるこの日、日本と連合国の間で「サンフランシスコ平和条約(対日講和条約)」が締結された。日本とアメリカなど48カ国が調印したが、ソ連など3カ国が調印を拒否した。この時の日本の全権大使は吉田茂首相。この条約の発効により連合国による占領が終わり日本は主権を回復したが、沖縄、小笠原諸島、奄美群島は本土復帰までの間、アメリカ施政下に残った。

  • 9日

    食べものを大切にする日
     食料自給率の低下と食品廃棄率の高さに警鐘を鳴らし、食べものをムダにしないようにと「食べもの大切運動」に取り組んでいるベターホーム協会が制定。日付は、食べものを「捨てナイン(9)、残さナイン(9)」の語呂合わせから。9月9日は健康長寿を祝う「重陽の節句」でもあることから、「食べものを大切にして健康に」という願いも込められている。

  • 9日

    重陽の節句
     9月9日の重陽の節句は、桃の節句(3月3日)や端午の節句(5月5日)と並ぶ五節句のひとつ。起源は他の節句同様、古来の中国にさかのぼり、奇数は縁起のよい「陽」の数とされ、もっとも大きい陽の数である九が重なる日を重陽の節句とした。平安時代には宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日でもあった。明治時代までは庶民の間でもさまざまな行事が催されていたが、今では日常生活と縁遠いものとなっている。別名「菊の節句」ともよばれ、宮中では菊花酒を飲んだりする風習があった。

  • 10日

    下水道の日
     建設省(現・国土交通省)が1961年に「全国下水道促進デー」として制定したもの。2001年から「下水道の日」の呼び方が用いられている。立春から数えて220日目ごろに当たり、台風がよく来る時期とされ、下水道の役割のひとつが「雨水の排除」であることをアピールするために、この時期が選ばれた。

  • 12日

    とっとり県民の日
     1881年のこの日、島根県から分離し現在の鳥取県が誕生したことを記念して、1998年に県条例で制定。県民みんなで郷土のことを考える日として、この日を中心に県内各地でさまざまなイベントが開催されるほか、「県立博物館」「鳥取二十世紀梨記念館・なしっこ館」、フラワーパーク「とっとり花回廊」、童謡・唱歌とおもちゃのミュージアム「わらべ館」など、公立施設の無料開放や入場料の割引が実施される。https://www.pref.tottori.lg.jp/0912/

  • 12日

    宇宙の日
     1992年に、科学技術庁(現・文部科学省)と宇宙科学研究所が制定。この年は、世界中が協力して宇宙や地球環境について考えようという「国際宇宙年」だった。日本でも、これをきっかけに末永く宇宙の普及活動を行おうと考え、「宇宙の日」にふさわしい日が一般公募された。選ばれたこの日は、毛利衛宇宙飛行士がスペースシャトル・エンデバーで宇宙に飛び立った日。

  • 15日

    シルバーシート記念日
     1973年のこの日、東京・中央線の電車に初めて高齢者・障害者の優先席「シルバーシート」が設置された。当時はこの日(9月15日)が「敬老の日」だった(現在は9月第3月曜日)。「シルバーシート」の名称は、1997年に「優先席」と改称され、高齢者・障害者だけでなく、妊婦や乳幼児を連れた人、けが人や体調不良者などに広く着席を優先・促す座席となっている。

  • 15日

    関ヶ原の戦いの日
     慶長5年(1600年)9月15日、美濃国関ヶ原(現岐阜県不破郡関ヶ原町)で行われた戦い。豊臣秀吉は晩年、五大老制と五奉行制を敷き、自らの亡き後の政務を有力大名らに託すことを考えていた。しかし、秀吉の側近として力を握っていた石田三成ら(文治派)と加藤清正ら(武断派)との対立が生まれ、そこに武断派と徳川家康が近づき、両派の溝はますます深刻化した。衝突の火ぶた、いわゆる「天下分け目の戦い」の火ぶたが切って落とされたのが、関ヶ原の戦いである。家康を総大将とする東軍と、毛利輝元を総大将とし三成を中心とする西軍の、二派に別れての戦いであった。小早川秀秋の裏切りにあい、三成の盟友であった大谷吉継が討たれ、ここに東軍の優勢は決まった。開戦から約6時間でこの戦いは決着した。家康の下に天下統一が果たされ、江戸時代へと入っていく。

  • 16日

    マッチの日
     1948年のこの日に、それまで配給制だったマッチの自由販売が認められた。そのことを記念して設けられた。日本のマッチは、フランスに留学していた清水誠が1875年、東京で製造したことが始まり。東京・亀戸天神の境内には「清水誠顕彰碑」が建てられている。

  • 17日

    モノレール開業記念日
     1964年のこの日、浜松町―羽田間に日本初の旅客用モノレールが開通。同年10月の東京オリンピック開催による、羽田空港利用客の激増を見込んでの開業であった。路線全長は、世界最長の13.1km、料金は片道15分で250円と当時としては破格の金額であった。

  • 19日

    へちま忌
     1902年9月19日没の正岡子規の忌日。明治時代を代表する文学者のひとり。松山に生まれ、旧制愛媛一中(現松山東高)から上京し、共立学校(現開成高)を経て、帝国大学に入学。東大予備門(後の一高、現東大教養学部)では、夏目漱石や南方熊楠らと同窓。1897年に俳句雑誌『ホトトギス』を創刊し、俳句の世界に大きな足跡を残した。無類の野球好きで、文学を通じて野球普及に貢献したということで2002年に野球殿堂入りを果たしている。「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」「おとゝひのへちまの水も取らざりき」などの名句がある。

  • 22日

    国際海岸クリーンアップデー
     アメリカの環境NGO「オーシャン・コンサーバンシー」の呼びかけで1986年から始まった世界最大規模の海岸クリーンアップキャンペーン。この日に近い週末に世界各地で一斉に海岸のごみを拾い集め、その数量・種類などを調べることにより、海洋でのごみの発生元や環境影響を調査する。日本では「クリーンアップ全国事務局」(JEAN)の主宰で1990年から行われ、海のごみ問題を解決するために誰もが気軽に参加できる“はじめの一歩”として、毎年多くの人々が参加している。http://www.jean.jp/activity/

  • 24日

    世界ゴリラの日
     ダイアン・フォッシー国際ゴリラ財団が、絶滅の危機にある野生ゴリラとその生息地である森林など自然環境の保護を目的として2017年に制定。アメリカの霊長類学者、ダイアン・フォッシーは、ルワンダの森林で18年間にわたりマウンテンゴリラの生態系調査を行ったことで知られる。1967年にはルワンダの高地に広大な「カリソケ研究センター」を設立し、マウンテンゴリラの研究と保護に努めた。この記念日が制定された2017年は同センターの設立50周年にあたる。日本では、京都市動物園が毎年この日を記念して飼育員によるゴリラのガイド、講演、プレゼントキャンペーンなどのイベントを実施している。

  • 24日

    みどりの窓口記念日
     1965年のこの日、旧国鉄(現JR)の全国約150の駅にコンピュータによる指定券の発売窓口「みどりの窓口」が設置された。「みどりの窓口」の名称は、この窓口で発券される切符が通常の赤色や青色と異なり、淡い緑色をしていたことに由来する。1990年代後半からは水色に変わり、偽造防止を兼ねて濃い水色の帯とJRマークのホログラムが施されている。

  • 27日

    世界観光の日
     1980年に世界観光機関が制定した記念日。各国で観光推進のための活動が行われる。日本では、2006年には観光立国推進基本法が制定され、2008年には国土交通省の外局として観光庁が設立された。

  • 28日

    いじめ防止対策を考える日
     いじめ問題に取り組む一般社団法人「てとり」が制定。日付は、2013年のこの日に「いじめ防止対策推進法」が施行されたことから。「てとり」は、2019年からアスリートとアーティストが協働して、いじめなどの悩みを「相談できずに苦しんでいる子」と「助けられなくて悩んでいる子」に相談するきっかけと窓口を届けるプロジェクト「stand by you」を開始。同プロジェクトのホームページには、元メジャーリーガーの松井秀喜をはじめ、たくさんのアスリートやアーティストから子どもたちへの応援メッセージが寄せられている。https://standbyyou.jp/

  • 29日

    招き猫の日
     招き猫の愛好家団体「日本招猫倶楽部」が1995年に制定。日付は、「来る(9)福(29)」の語呂合わせから。一般的に、右手を上げているのはオス猫で金運を招き、左手を上げているのがメス猫で客を招くといわれている。この日は、愛知県瀬戸市、三重県伊勢市などの「来る福招き猫まつり」をはじめ、全国各地で記念イベントが開催される。

  • 第3月曜日

    敬老の日
    「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを趣旨とした国民の祝日。1954年頃から「としよりの日」として全国で敬老会などが行われていたが、1964年に「老人の日」と名称が変わり、さらに翌年に祝日として「敬老の日」(9月15日)が制定された。その後、2001年の祝日法改正で9月の第3月曜日となった。

(『講話が輝く話材の玉手箱』学校例話研究会編/学事出版より)


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