新しい特別活動の方向性を視野に入れ、クラスの皆が支え合い目標に向かって協働して取り組む主体的な学級づくりの在り方と、はがき新聞の活用につきまして、ご来場の皆様に提案し、ご意見を交わし、共に考えるフォーラムです。皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。
講師プロフィール
安部 恭子 氏 文部科学省初等中等教育局 教科調査官(特別活動)
特別活動サークルや研究会での、たくさんの仲間や尊敬する先輩たちとの出会いにより、特別活動の素晴らしさを実感し大好きになる。大宮市立小学校、さいたま市立小学校、さいたま市教育委員会、さいたま市立小学校教頭勤務を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官。平成27年4月より現職。
講師プロフィール
杉田 洋 氏 國學院大學人間開発学部 教授
学生時代に青少年の健全育成を中心としたボランティア活動に没頭した経験から教職をめざす。浦和市小学校。浦和市教育委員会・さいたま市教育委員会勤務等を経て、文部科学省初等中等教育局 視学官。
平成27年4月より現職。モンゴル国立教育大学 客員教授とエジプトへの日本式教育導入に取り組む。
コーディネータープロフィール
田中 博之 氏 早稲田大学教職大学院 教授
専門は、教育工学および教育方法学。大阪大学人間科学部卒業後、大阪教育大学教授を経て2009年4月より現職。文部科学省「全国的な学力調査に関する専門家会議」委員(2007年〜)。研究活動として、フィンランド・メソッドの教育応用研究、ドラマとサークルタイムの指導法の開発、アクティブ・ラーニングの単元開発、学級力向上プロジェクトの研究、学力調査の開発研究等これからの21世紀の学校に求められる新しい教育手法を作り出していく先進的な研究に従事。
開催プログラム(予定)
13:05 基調講演 講師 杉田 洋 氏(國學院大學人間開発学部 教授)
14:10 実践提案「学級力向上プロジェクトとはがき新聞の活用」
14:55 情報交換カフェ
15:20 シンポジウム「はがき新聞で高める学級力」
16:30 特別講演 講師 安部 恭子 氏(文部科学省初等中等教育局 教科調査官(特別活動))
17:10 全体討議(質疑応答)
17:50 終了予定
学級力とは 教師の熱意だけが空回りする学級経営ではなく、子どもたちが友情もルールも育てられず勝手気ままにふるまっているクラスでもなく、子どもたち自身が仲間として伸びゆく目標と姿をはっきりと心に描いて、自分たちの力でいじめを防ぎ、笑いと拍手があふれる学級を創造する力が学級力です。明日からも来たくなる明るく楽しい、支え合う学級づくりに、子どもたちが力を合わせて取り組むことをねらいとしています。
はがき新聞とは はがきサイズやそれより少し大きなサイズの、新聞形式の原稿用紙を使った作文です。新聞形式の、相手意識と目的意識を持たせたコンパクトな作文なので、生きた言語活動としてさまざまな場面で活用できます。見出しを考えることでまとめる力もつきます。楽しくイラストなどを入れたり、文字の飾りや着色を工夫したりすることもできます。しかもコンパクトなサイズなので制作に時間もかからず、苦手な学習者でも楽しく取り組めます。はがき新聞を取り入れることで、子どもの豊かな学びが期待できます。
はがき新聞に関してはこちらの「はがき新聞をつくろう!」ページもご覧ください。
【後援】
東京都教育委員会/横浜市教育委員会/さいたま市教育委員会/千葉市教育委員会/市川市教育委員会/
全国特別活動研究会/全国新聞教育研究協議会/東京都小学校国語教育研究会