「防災はがき新聞」で防災対応力を高める!

「防災はがき新聞」を作りましょう。

災害から安全に避難するストーリーを自ら創作し、さらにクラスメイトと読み比べることで、具体性を持った防災行動をイメージできるようになり、いざという時の実践力になります。
防災学習としての「防災はがき新聞」をぜひ授業に取り入れてください。

想定する災害の過去に発生した際の状況を知りましょう。

新聞、インターネットなどのイラスト

過去の新聞、インターネット上の動画、写真などを見て、今回想定する災害の具体的な被害の様子を知ります。
※児童・生徒がショックの強い動画・写真に触れないよう、先生の立会いのもとで視聴しましょう。

身近な地域の災害の危険性を知りましょう。

ハザードマップを見ているイラスト

県庁、市役所、区役所などが地域の想定される災害などを書き込んだハザードマップを作成していますので、学校や自宅の周囲にどのような危険があるかを調べましょう。

❶❷のステップを「防災はがき新聞」の制作前に踏まえておくと、より現実的な災害の「設定」❸につながります。2回目以降の「防災はがき新聞」作成の際は省略できます。

想定される災害を「設定」します。

災害の設定項目

「防災はがき新聞」を制作する前に「こんな災害が起きた場合...」という「設定」をクラス全員共通で決めておきます。
災害の種別、日時、場所、季節、天候等の条件をできるだけ具体的にしておくことで、「どのような危険があるか、どのように危険を回避するか」をより明確にイメージできるようになります。
※小学校低・中学年は簡単な設定で構いません。

「防災はがき新聞」を制作します。

はがき新聞原稿用紙
1段目 災害の「設定」

クラス全員が同じ「設定」とします。設定した内容と「①設定見出し」を書き、それにふさわしいタイトル(新聞名)も各自が考えましょう。空いたスペースは、後でイラストや写真などで埋めましょう。

2段目 避難するストーリー

危険な状況を3~5点順に想定して、どのように工夫して避難場所まで行くかをイメージして書きます。3段目の前半まで書き進んでも構いません。内容を要約した「②小見出し」を書きましょう

ストーリーを考える
3段目 災害が起こるとわかっていたらどうするか

「③小見出し」に時間や日数等の共通の設定を書きます。その設定で災害が起こると分かっていたらどうするかを個別に書きます。約束、心構え、準備しておくこと、準備しておく物など。(家で家族と話し合ってから書いてもよいでしょう)
★避難場所と避難所の確認をしておきましょう。

完成した「防災はがき新聞」を読み合い、感想を発表し合いましょう。

話し合いのポイント

クラスで「防災はがき新聞」を読み合います。他の人の書いた内容の良い点や疑問点などについて話し合いましょう。付箋などに書いて貼ると進めやすいです。

家族でも「防災はがき新聞」を作ってみましょう。

話し合いのポイント

自宅にいる時に災害が発生した場合を想定し、家族で相談しながら「防災はがき新聞」を作りましょう。できあがったら皆がわかる場所に掲示するとよいです。災害が起きた場合にどうするか、家族で約束を決めましょう。

作品例文章の他、タイトルやイラストの参考にしましょう。

防災はがき新聞の作品例

理想教育財団では、はがき新聞の原稿用紙や活用実践例の小冊子などを助成しています。助成物品に関する詳細はこちらの「助成物品のご案内」ページをご覧ください。

「助成物品のご案内」ページはこちらからご覧いただけます。

※助成品の複写・複製および、教育用途以外でのご使用は固くお断りいたします。

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