ブックタイトル季刊理想 Vol.127

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概要

季刊理想 Vol.127

BOOK紹介『アクティブ・ラーニング「深い学び」実践の手引き』教育開発研究所●田中博之本体2,200円+税『子どもの心に響く励ましの言葉がけ「ペップトーク」』学事出版●岩﨑由純本体1,600円+税『ヒトは「いじめ」をやめられない』小学館新書●中野信子本体780円+税どんな本?読みどころは?本書は全国の先生方の支持を得た、前著『アクティブ・ラーニング実践の手引き』の続編として、新しい学習指導要領に基づき、アクティブ・ラーニングの新定義である、「主体的・対話的で深い学び」に対応させて、全編を新たに書きおろした、授業づくりの実践ハンドブックです。新しい学習指導要領のねらいを実行するための指針となるヒントが満載の1冊です。こんな人におすすめ「深い学び」の学習理論や実現のための技法のほか、授業のつくり方、多様なグループワークの進め方を詳しく解説しています。また、実技系教科(音楽、美術、保健体育など)についても実践事例を紹介しています。明日の授業に即座に生かしたい先生方にお読みいただきたい「授業アイデアブック」です。著者(編著者)はこんな人早稲田大学教職大学院教授。文部科学省「全国的な学力調査に関する専門家会議」委員。『学級力が育つワークショップ学習のすすめ』(金子書房)『アクティブ・ラーニング実践の手引き』(教育開発研究所)等著書多数。どんな本?読みどころは?「ペップトーク」とは、「もともとアメリカで監督やコーチが競技の前に行う「短くて」「わかりやすく」「肯定的な」「魂を揺さぶる」言葉がけを指すもの。アメリカで一流アスリートと接し、長くアスレチック・トレーナーとして活動してきた著者が、実際の経験から会得したペップトークの極意を、教育関係者向けにわかりやすく解説しています。こんな人におすすめ世界の国々に比べて日本の子どもは自己肯定感が低いと報道されて以来、教育現場からの講演依頼が飛躍的に増えたと著者は語ります。本書では「先生が語る『シナリオ作成シ―ト』」や「ペップトークワークシート」などを掲載。教育現場でのペップトークの活用法を知りたい先生方に一読をおすすめします。著者はこんな人日本体育大学卒業後、シラキュース大学に留学し、フィラデルフィア・イーグルスの合宿への参加や、全日本ジュニアバレーボールチームの帯同などの経験を持つ。NEC女子バレーボール部のアスレチック・トレーナーとして活動。どんな本?読みどころは?「種を残すために脳に組み込まれた機能」。脳科学の視点から「いじめ」はそのように捉えることが可能だといいます。だから、一般論として「いじめ」はなくならないと指摘します。では、どのようにすれば防止できるのか。本書では、特に教育現場でのいじめの回避策に多くのページを割き、具体的アプローチについても詳しく紹介しています。こんな人におすすめ6月と11月は、学級内が荒れやすい。それは脳内部質の変化が関係しているから。そのような説をはじめ、科学的理論による聴き逃せない解説が展開されます。子ども間でのいじめに関しての、すぐに実行に移せる具体的な対策アイデアも豊富です。今までとは違った観点から「いじめ」問題や対策を考えたい先生方におすすめの1冊です。著者はこんな人脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部卒業、同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所で博士研究員として勤務後、東日本国際大学特任教授。季刊理想2018春号◆21