ブックタイトル季刊理想 Vol.127

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概要

季刊理想 Vol.127

「まちぼうけ」(守株)の話と比べてみるのも【りすのわすれも【ゆうすげ村の小さな旅ぽぽの花やよもぎの葉っぱのてんぷら、とりわかる)は、畑を借りているつぼみさんのゆうすおもしろい。どのけウサギダイコンのサラダなどが評判になる。げ旅館を手伝う。美月のアイデアによるたんりすやかけすは冬に備えて木の実をあちこちに埋める。ここでは、りすのさんたがくる語190編の〈主題性〉をたずねて、分類を試みる。その活動を通して、比べ読み・重ね読みのおもしろさをつかみ、学びを深めて然との交流・葛藤たサラダでお母さんはたちまち元気になる。お母さんのためにサラダを作る(【に、世界の動物の助けが寄せらサラダといえば、【サラダで現行の小学校国語教科書に載っている物宇佐見美月(ウサギであることは後で分えいこ】内は教材名、○数字は配当学年。以下同じ)主題性〉をここでは、大きく〈人と自Ⅰける。然との交流・葛藤)では、りっちゃんが、病気の〉と〈人と人との親和・葛まつたにみよこ茂市久美子3)。りっちゃんの真げんききあがっ】(か1)【走【ピータイルね(くるみのおじさん)が育つことを、物語化し【のらねの春の運動会をめぐる行き違いを、のぶよのであである二枚の幻灯はひきには独特の緊張感がある。みを埋める。その忘れ物かたものである。猫の登場するものが少なくない。夏目漱この〈主題性さて、教科書には、外国作品も含めて、犬やけんじ(二年)とのぶよ(四年)とお母ちゃん。リョウとの愛情をめぐる初めてのかけ石の「猫」と同様、名前はないが個性的村中やまなし】(宮沢その〈主題性〉を映し出す。三木李衣Ⅱれる。岡田自然界での親和・葛藤〉親和・葛藤4)3)のねこ(黒)は、賢治がて大きな木3)は、学校56)の【カレーライ【いつか、大切なとこの心かけられ、傷心に光が差す。●かたさますかなイス料理(今までの甘口から中辛への転換)がだちに会いに行き、何かが変わっていることにをめぐる感情の行き違いを、ひろしのカレーラ和解へと導く。気づく苦手な短距離走での懸命な走りが、めいめいひろし(六年)とお父さんのゲーム機の使用転校した亮太(五年。帰ってきて、今の学校の女の子に声をに結んでいく。重松)は、前の学校、前の友魚住6)直子5)24兵庫教育大学名誉教授中洌正堯春の物語―比べ読みのすすめの】(心れ、で1館】(人と自藤〉の二つに分いく。〈れ】(人と人との実」の問題が提起さ(梨木ラッキーは長い間の飼い犬で、死後も黒いかげとして現れたとい内色のまじないで誘導するねこ(名前はクロ)の話である。の一人移動に臆病なみどりを、ピータイルの犬の話では、夏になるが【ブラッキーの話】香歩6)があう。「事実」「物語」と「真る。ママの話では、ブ1938年、北九州市生まれ。兵庫教育大学名誉教授。元兵庫教育大学学長。国語教育探究の会・国語論究の会顧問。国語教育地域学の樹立を目ざし、「歳事(時)記的方法・風土記的方法」を提唱する。著書に『国語科表現指導の研究』(溪水社)、『ことば学びの放射線』(三省堂)ほか。こ】(淳こ】(卓ろ】(る。【〉は、〈ス】(清を一つら、や季刊理想2018春号◆9