ブックタイトル季刊理想 Vol.121

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概要

季刊理想 Vol.121

季刊理想 2016 秋号 ◆ 15「わが校自慢」1 本校の生徒会 3校が統合した新校として開校13年目の本校は、伝統的な活動や行事は、まだ作っていく段階である。しかし、統合前の各校が自主・自立の生徒会活動がさかんであり、その精神は受け継がれている。生徒会本部役員は、ほぼ毎日のように活動している。部活動などでも活躍している生徒が、本部役員でもあり、その姿勢には脱帽である。(1)「校長・生徒会役員懇談会」の開催 学校経営方針に、「生徒とともにつくる学校」と明言して、生徒の代表である本部役員と、各学期に2回程度、「校長・生徒会役員懇談会」を開いている。最初の頃は、慣れない生徒たちは、行儀よくただ校長からの質問に答える程度であったが、会の意義を伝え、「よい学校」とは、「楽しい学校」とは、生徒一人一人がそう思えることが大事で、校長を「生徒とともにつくる学校」の実現に向けて    全国には約3万校の小・中学校がありますが、それぞれが課題や地域の特性に応じて、個性豊かな教育活動を展開しています。    このコーナーでは、その学校ならではの特徴やユニークな取り組みなどを校長先生にご紹介いただきます。    第1回目は東京都豊島区立明豊中学校の小林豊茂校長先生にご寄稿いただきました。  はじめ教師側の満足ではないことを伝え、今では、遠慮なく思いを語り合おうとしている。そんな中、生徒からの提案もあった。定期考査の試験範囲が「学年だより」等で示されるが、「詳しくは授業で説明する」と書かれていて、学級によって差があり、有利不利があるといった声があった。早急に各学年主任に伝え、改善を図った。逆に、生徒の意向を確認して、方針を決めたいときに意見を聞いたこともあった。一つは、「期末考査を2日か3日で行うか」との声を集めた。学習の一つの節に当たる定期考査は、学校の年間行事計画では、最も重要なものであるが、意外と行事の都合(日程)で決められている。しかし、生徒には、定期考査に向けて「学習習慣を大切に」「学習リズムをしっかり持て」など、定期考査に向けた学習の意識づけをどの学校も謳っている。本当に、子どものために、また学校教育の要の「学習指導」で、生徒自身も一番関心の高い「定期考査」に真剣に考えさせる方策はないかと、思案したことが発端。結局は、本部役員が選挙管理委員会の役割をして、生徒の投票で意見を集めた。さらに、今年度は、組み体操の賛否も生徒の投票で意見集約した(多数決の結果で、実施を決めたのではなく、校長〈学校〉が責任を持って判断する材料としての参考にする旨は生徒全員に周知してあった)。このようなことも、この懇談会があることで、実現できた。(2)生徒有志がD級ポンプ操法を学び、防災活動を盛んに 災害有事の際は、地元にいる公立中学校の生徒には、地域を守り、担う、使命と役割があると思う。本校では、教育課程外ではあるが、生徒有志が、消防署・地元消防団の指導を受けて、各町会の防災倉庫にある可搬式D級ポンプの操作方法を学んでいる。夏休み中や土日の休日を利用して、3人1組で号令から操作・放水までができるよう訓練を受けた。この取り組みは大きな評価を受け、正月の東京消防庁出初め式に「都民演技」として参加させていただいた。また、防災意識の高まった生徒代表は、東日本大震災の被災地(宮城県石巻市)へ今春訪問して、仮設住宅や大川小学校等を訪れ、その体験をもとに、生徒朝礼や区内生徒会交流会など、校内外で「東日本大震災3・11を風化させない」プレゼンテーションを行っている。わが校自慢2 「明豊中スタンダード」をめざして (1)学校行事の見直し 本校は、行事の意義を生徒同様に、確認が必要な若手教員も多い。そこで、学年ごとに実施される宿泊行事等も「明豊中スタンダード」として標準化した。例えば、修学旅行も今秋より3年間「北陸新幹線金沢経由琵琶湖・京